学校英語で「どちらも〜ない」と表したい時に”neither”という言葉を使うと習いましが、実際に使っている日本人をあまり見たことがありません。
そのため「使い方を忘れてしまった」という人もいるんじゃないでしょうか?
しかし、この”neither”という単語は実際の日常会話ではよく使う言葉なので、きちんと用法を整理しておく必要があります。
もし、”neither”の使い方を忘れたという人は、もう一度おさらいしてみましょう。
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目次
neitherの発音は?
まず、”neither”の発音ですが、「ニーザー」という人もいれば、「ナイザー」という人もいます。
私は個人的に「ニーザー」の方が好きなので、こちらをよく使いますが、人によっては「ナイザー」を使う人もいるので、どちらも覚えておきましょう。
発音は「ニーザー」と「ナイザー」の2通りある。
それでは、次に”neither”を使った用法を確認しましょう。
neitherを使った用法
それでは”neither”の用法を確認していきましょう。
用法としては次の3つあります。
- “neither + 名詞”
- 返答の”neither”
- 熟語の”neither A nor B”
- 同調の”neither do I”
1. “neither + 名詞”
2人の人や物について「どちらも〜ない」と言う場合にneitherを用います。
例えば、授業中に先生が質問して、学生Aと学生Bが答えを言います。そして、どちらの答えも正しくない場合は次のように言います。
どちらの答えも正しくありません。
Neither answer is correct.
使い方は「neither + 名詞」で「どちらの名詞も〜ない」となります。
“neither”には否定の意味が含まれているので、動詞を否定の形にしないように気をつけましょう!
尚、neither の後ろの名詞が複数形の場合、文の形は「neither of 名詞」と言う形になります。
二人とも昨日のパーティーに来なかった。
Neither of them came to the party yesterday.
2. 返答の”neither”
「どちらが好きですか」、「どちらを買いますか。」など選択を迫られたときに、「どちらも好きじゃない」、「どちらも選びません。」と返答する場合は”neither”を使います。
A:ビールとワインとどっちが好き?
B:どっちも好きじゃないよ。僕はお酒を飲まないんだ。
A:Which do you like beer or wine?
B:Neither. I don’t drink.
3. 熟語の”neither A nor B”
「AもBもどちらも〜しない」と言いたい時に使う表現です。
例えば、「私はテレビも映画も見ません」と言いたい時は次のように言います。
私はテレビも映画も見ません。
I neither watch TV nor movie.
日常会話では、I don’t watch TV or movieのように表現する方が多いです。
- 私も弟も英語が話せません。
Neither I nor my brother can speak English. - 私の彼氏は犬も猫も好きじゃありません。
My boyfriend neither likes dogs nor cats.
4. 同調の”neither”
相手の言ったことに対して同調したい場合、”Me too”をよく使いますよね。
しかし、相手の言ったことが否定文であり、それに同調する場合は“Neither do I” と言うのが一般的です。
“do”は動詞の時制によって、”did”になったり、助動詞を使う場合は”will”や”can”などに変わります。
A;まだ宿題が終わってないんだ。
B:僕もだよ。
A:I haven’t finished my homework yet.
B:Neither have I.
“Neither do I”の”do”が時制や助動詞の使用によって、変わるのでややこしいと言う人は“Me neither”という言い方もあります。
まとめ
今回は”neither”の用法を整理しました。
使い方がわかりましたか?
日常生活で結構耳にする言葉ですし、使うことも多いので、しっかりと用法を整理しておきましょう。
- neither + 単数名詞 / neither of 複数名詞
- 返答のneither
- neither A nor B
- neither do I / Me neither