「コーヒーを一杯ください」や「ビールを一杯ください」のように飲み物を注文する時に日本語では「〜杯」という助数詞を使いますよね。
今回は、この「〜杯」という表現を英語でどう言うのか、正しい文法とネイティブの言い方を紹介します。
「〜杯」の正しい英語表現
英語で「〜杯」と言いたい時は、その容器が「カップ」なのか「グラス」なのかによって異なります。
もし、カップに入った飲み物であれば、1杯は「a cup of coffee」と、2杯は「two cups of coffee」のように「数字 + cup(s) of 飲み物」を使って表現します。
一方で、容器がグラスであれば1杯は「a glass of beer」、2杯は「two glasses of beer」のように「数字 + glass(es) of 飲み物」を使って表現します。
こんな風に思った人もいるかもしれませんが、水やビールなどの液体物は目で見ていくつあるのか数えることができないですよね。
例えば、リンゴなら目で見て1つ、2つと数えることができますが、ビールという液体その物を数えることができません。
しかし、容器に入ったコーヒーやビールであれば数を数えることができますよね。
そのため、「a cup of coffee」や「a glass of water」のような形で容器の数を使って「1杯、2杯」と表現します。
日本語 | 英語 |
コーヒー1杯 | a cup of coffee |
コーヒー2杯 | two cups of coffee |
コーヒー3杯 | three cups of coffee |
コーヒー4杯 | four cups of coffee |
コーヒー5杯 | five cups of coffee |
日本語 | 英語 |
ビール1杯 | a glass of beer |
ビール2杯 | two glasses of beer |
ビール3杯 | three glasses of beer |
ビール4杯 | four glasses of beer |
ビール5杯 | five glasses of beer |
ネイティブはどういう?
先ほど、正しい文法を使った「〜杯」の言い方を紹介しましたが、ネイティブはどのように表現するのでしょうか。
これは人によって異なりますが、先ほど紹介した正しい表現を使う人もいれば、「数字 + coffees」、「数字 + beers」のようにいう人もいます。
この言い方は文法上は間違いです。
でも、「a cup of 〜」、「two glasses of 〜」って長いですし、「one coffee」や「two beers」の方がシンプルで言いやすいですよね。
そのため、話し言葉としてはどちらかというと、短くてシンプルな「数字 + 飲み物」の表現を使う人の方が多いです。
まとめ
今回は「〜杯」の英語表現を紹介しました。
英語学習者の中には「文法が間違っていたらどうしよう」と思って話さない人、シャイな人が多い印象ですが、現地のネイティブの人でも時々、間違った文法を使って話す人がいます。
でも、文法が間違っていても「two beer」と聞いたら「ビール2杯」だとすぐにわかりますよね。
言葉はあくまでもコミュニケーションの道具なので、意味させ通じればOKなのです。
テストのための文法としては「a cup of ~」や「a glass of ~」といった言い方を覚えておく必要がありますが、会話の場合はどちらでも意味が通じますので、「間違えてたらどうしよう」とは恐れず、好きな方を使ってどんどん話しましょう。