学生時代によく意味の違いがわからなかった「lie」と「lay」。
当時、頭悪かった私はとりあえず、単語帳に書かれた意味を暗記していました。
そこには確か「横たわる」、「横たえる」というような記述があったと思います。
こんな表現、日常生活で使わないですし、意味がよくわかりませんよね?
そこで、このページでは当時の私と同じようにただの暗記で終わってしまわないように、きちんと2つの意味の違いや使い分けについて解説したいと思います。
「lie」と「lay」の違いを解説する前に
まず、違いを解説する前に単語帳に書かれた意味を暗記しているだけの人はすぐに辞めましょう。
「lay」や「lie」に関して言えば、おそらく「横たわる」や「横たえる」みたいな意味が書かれているかと思いますが、あまり日常生活では使わないですよね。
なので、この意味のまま覚えようとすると、英会話でも一生使うことがありません。
できるだけ自分の理解できる言葉で覚えることが、単語学習においては大切です。
「lie」の意味
「lie」は辞書や単語帳に「横たわる」と書かれていることが多いですが、もう少しわかりやすい日本語にすると「寝転ぶ」「横になる」という意味です。
「横たわる」を使って例文を作るのは、日本語でもちょっと難しいと感じるかもしれませんが、「寝転ぶ」や「横になる」だと簡単ですよね。
例えば、「ベッドに寝転ぶ」、「ソファに横になる」と言うことができます。
そして重要なのは「lie」は目的語(〜を)を持たないということです。
目的語を必要としない動詞を「自動詞」と言いますが、これは「lay」との違いを理解する上で重要なので覚えておきましょう。
- lieは「寝転ぶ」、「横になる」という意味
- 目的語を必要としない(自動詞)
「lay」の意味
「lay」は単語帳で「横たえる」と書かれていることが多いですが、正直「横たえるってなに?」って思う人が多いのではないでしょうか?
私も学生時代あまり意味がわからず覚えていました。
なので、もっと簡単な日本語にして「横にする」、「(水平に)置く」という意味で覚えるのがベターです。
こうすると例文も作りやすいですよね。
例えば「息子の服を畳んで、ベッドの上に置いた」、「赤ん坊をベッドに寝かせた(横にする)」のように言うことができます。
そして重要なのは「lay」は目的語を持つということ。
目的語を必要とする動詞を「他動詞」と言いますが、ここが「lie」との大きな違いです。
- layは「横にする」、「(水平に)置く」という意味
- 目的語を必要とする(他動詞)
「lie」と「lay」の違い
と思った人もいるかもしれませんが、意味の違いだけですと、間違えてしまうことがあります。
その理由は「lie」の過去形です。
現在 | 過去形 | 過去分詞 |
lie | lay | lain |
lay | laid | laid |
上の表を見てわかる通り、「lie」の過去形は「lay」なんですよ。
なので、「あ、layが使われているから、横にするって意味だな」と思ってしまうと、間違うことがあります。
どちらの意味か見分けるには、「lay」が文中に登場したら目的語を持つか(他動詞)、持たないか(自動詞)をきちんと分析してから答えを書くことが重要です。
間違いやすい語の定番としてテストなどでも出ることが多いので、しっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
今回は英単語の中でも間違いやすい動詞「lie」と「lay」の違いについて解説しました。
最後にまとめると次のようになります。
- lie:目的語を必要としない(自動詞)。「横になる」、「寝転ぶ」といった意味がある。
- lay:目的語を必要とする(他動詞)。「横にする」、「置く」といった意味がある。