日本語の初回授業は自己紹介や挨拶を指導することが多いですよね。
この中で”Thank you”は「ありがとう」や「ありがとうございます」で指導するのに、授業が終わった後の挨拶では「ありがとうございました」が登場して、学生から「どうして”ました”」ですかと聞かれることもあるかもしれません。
そこで、今回は「ありがとうございます」と「ありがとうございました」の違いをどう英語で説明するか紹介します。
「ありがとうございます」と「ありがとうございました」の違い
どちらも英語では”Thank you”と訳されますが、日本語の場合、過去の出来事に対してお礼を言う場合、過去を表す「〜ました」を使って「ありがとうございました」と言います。
授業の終わりの挨拶の場合、その日に勉強したこと、つまり過去のことに対して感謝の気持ちを伝えることになるので、過去の形の「ありがとうございました」を使う方がしっくり来ます。
- 「〜ます」は現在形や未来形を指し、「〜ました」は過去形を指す。
- 授業で勉強したことは過去のことになるので、終わりの挨拶では「ありがとうございました」の方が適切である。
初回の授業では日本語の知識がない学生がほとんどなので、かなり細かい説明は不要で、上記2点だけ伝えられると良いと思います。
それでは、どのように英語で説明するか紹介します。
「ありがとうございます」と「ありがとうございました」の違いを英語で説明する
“ます” indicates present or future tense and “ました” indicates past tense.
You learned Japanese a while ago and you are thankful for what you have learned.
That’s why you say “ありがとうございました” not “ありがとうございます”。
最後に
今回は「ありがとうございます」と「ありがとうございました」の違いについて英語でどう説明するか紹介しました。
日本語教師の方は初回の授業で、学生から質問があるかもしれませんので、違いを答えられるように準備しておきましょう。