最近では東南アジアでの英語留学が流行っていますね。
中でもフィリピンは特に人気があり、毎年多くの人がセブやマニラで英語を勉強しています。
留学先としてフィリピンが人気である背景には、フィリピン人の英語の発音が綺麗なこと、値段が安いことなどがあり、私も短期間でフィリピン留学を経験したことがあります。
しかし、勘違いしないで欲しいことは「留学すれば英語が話せるようになる」ということではないということです。
当たり前のことですが、英語は使う練習をしなければ上達しません。そして、英語を使う練習をするために海外へ行くのですから、留学してから英語の勉強・復習を始めるのではなく、留学する前から勉強・復習を始めておかなければ、行ってから後悔することになるかもしれません。
そこで、今回は海外留学を考える人向けに、経験者の私が、事前に準備しておいた方が良いことを紹介します。
1. 単語は日本で覚えてから行く
例えば、留学先がフィリピンの場合、英語の先生は現地のフィリピン人になります。ですから、授業中は全部英語で英語を習うことになります。
もし、あなたが単語の知識が全然なかったらどうでしょうか?
先生の言っていることは全然理解できないですよね?たとえ、フィリピン人の先生が簡単な英語でゆっくり話してくれたとしても、それすら理解できないのであれば、授業どころではありません。
ですから、最低限中学・高校で習った英単語は覚えてから留学することを強くおすすめします。
ちなみに、単語帳は何でもいいと思いますが、私が英語を勉強していた時に使っていたものはアルクの「究極の英単語」です。
レベル1〜4までレベル別に4冊あり、レベル3までの単語を覚えれば英字新聞や雑誌が読めるぐらいの語彙力に相当します。英会話のスキルアップのために留学を考えている人はまず、レベル2まで覚えておけばいいと思います。
2. 文法用語を整理しておく
文法もできれば一通り復習しておいた方が良いですが、単語を覚えるだけで精一杯という人は文法用語を英語でどういうのかを整理しておいた方がいいです。
先ほども言いましたが、先生は外国人なので、英語で授業を行います。
ですから、「この動詞の過去形は〜」というように日本語での説明は一切ないので、いきなり文法用語が出てくると頭の中が真っ白になってしまうかもしれません。
また、文法用語は単語帳にはあまりないので、留学前に整理しておいた方がいいでしょう。
特に名詞(noun)や動詞(verb)、形容詞(adjective)など品詞に関する言葉は必須なので必ず調べておきましょう。
3. 日本の文化や歴史など現地で話せるネタを探しておく
先生が現地の人であれば、日本と現地の国の違いや日本の文化について英語で話す機会もあります。
中でもフィリピン人の先生の場合、日本に行ったことがない先生が多数いるので、日本のモノ・コトを知りたいと思っている先生も多いです。
皆さんは、英会話のスキルを向上させるために留学するわけですから、単に「習った文法が使えるようになった」だけでなく、自分の国のことや自分が興味を持っていることなどを英語で説明できるように事前に準備して、現地の先生と会話を楽しむこともとても重要です。
尚、私は外国人に日本語や日本のモノ・コトを教える仕事をしていることもあり、日本の文化をどう英語で説明するのか勉強しています。
英語がまだまだ苦手という方で日本の文化を簡単な英語で簡潔に説明できるようになりたいという人にはこちらの本がおすすめです。
まとめ
今回は、「英語留学する前にして最低限しておいた方が良いこと」というテーマでお話しました。
実は私が初めて英語留学した時は、事前準備せずにフィリピンへ行ったので留学後に少し後悔しました。
ですから私と同じようにならないように、これから留学をされる方は、今日紹介した3つのことを準備しておきましょう。
- 中学・高校単語は最低限覚えてから行く
- 文法用語(特に品詞)を英語でどういうか整理しておく
- 日本文化や趣味など現地で話せるネタを用意しておく
尚、留学前に時間に余裕のある方はこちらの記事もおすすめです。
私が日本語教師をしていることもあり、日本語教師向けに書いた記事ですが、日本語教師じゃない方にもぜひ一読して欲しい記事です。