自分の意見や思いを強く主張したい時、英語でどうやって表現しますか。
もちろん気持ちを込めて、声を大きくするという手段もありますが、英語には強調するための文法があります。
そこで、今回は英語でどうやって自分の意見や思いを強調して言うのかを勉強しましょう。
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目次
英語で強調して方法
「何を」強調するかにより、使える表現はことなりますが、強調する方法としては次の3つのパターンがあります。
- 強調するための言葉を付け加える
- 言葉を繰り返す
- 強調構文を使う
それでは、それぞれの表現についてもう少し見ていきましょう。
強調表現1:強調するための言葉を付け加える
付け加える言葉は何を強調するかによって異なってきます。
1. 動詞(行為)を強調する場合
これは動詞、つまり行為を強調したい時に使う表現で、動詞の前に「do/does/did」を置く方法です。
意味は「本当に〜したんだって」や「確かに〜したんだって」を意味します。
例えば、「昨日、幽霊を見た」と言っても、誰も信じてくれないですよね。そんな時「本当に見たんだって!」と見たことを強調して言うことができます。
動詞の前に「do/does/did」を置くと、その動詞が強調される。
意味:「本当に〜するよ / 本当に〜したんだって」
それでは、この表現を使った例文を見てみましょう。
I did see a ghost last night at home.
本当に昨日、家でおばけを見たんだって!
I do love you.
僕は本当に君が好きだ。
I thought she will not attend the party but she did come.
彼女はパーティーに来ないと思ったのに、本当にやってきた。
以上が動詞(行為)を強調する方法でした。
2. 名詞を強調する場合
行為以外にも特定の語句を付け加えることで強調することができます。
例えば、「これはまさに私が探していた本だ!」と名詞「本」を強調したい場合は「very」を名詞の前におきます。
名詞を強調する場合は名詞の前に「very」を置く。
意味:「まさに」、「〜こそ」
それでは、名詞を強調する例文も見てみましょう。
これはまさに私がずっと探していた本だ。
This is the very book that I have been looking for.
彼こそまさに私たちの会社を成長させることのできる男だ。
He is the very man who will be able to grow our company.
彼女こそまさに私の妻としてふさわしい女だ。
She is the very woman who is suitable for me as a wife.
3. 疑問詞を強調する場合
英語では疑問詞を強調することもできます。
強調するには疑問詞の後に「in the world」や「on earth」などを付け加えると、より主張が強まり「いったい全体(誰が、どこで、どうして etc)」という意味になります。
疑問詞を強調する場合は疑問詞の前に「in the world」や「on earth」を置く。
意味:「いったい全体」
使用頻度は少ないかもしれませんが、こういった表現があるということだけでも覚えておきましょう。
それでは、例文もチェックしましょう。
いったい誰がこんな夜遅くに電話してくるんだ。
Who on earth is calling late at night.
いったいどうやって、そんな大金手に入れたの。
How on earth did you get such a lot of money.
4. 否定表現を強調する場合
最後に否定の表現を強調する方法です。「少しも〜ない」や「決して〜ない」のように程度を強調したい時に使われます。
付け加える語句によって強調の度合いが異なりますが、代表的なものを挙げると次のようになります。
not 〜 at all:全く〜ない / 全然〜ない
not 〜 by any means:決して〜ない
not 〜 in the least:少しも〜ない
not 〜 whatever:少しも〜ない
not 〜 a bit:少しも〜ない
この中でよく使われるのが、「not 〜 at all」です。
一度に全部の表現を会話で使うのは難しいので、「こんなに覚えられないよ」という人は、まず「not 〜 at all」だけ覚えて置くと良いと思います。
それでは、例文を見てみましょう。
ギターに少しも興味がない。
I am not interested in the least about guitars.
君が言ったことが僕には全く理解できない。
I can’t understand what you said at all.
強調表現2:同じ言葉を繰り返して表現する
「強調表現1」では言葉を付け加えることで行為や物を強調しましたが、同じ言葉を繰り返すことでも強調することも可能です。
例えば、家でずっと赤ちゃんが泣いています。ですから「さっきからずっとずっと泣いているのよ」と泣いていることを強調して表現したい時、「泣く」を意味する「cry」を繰り返して、「cry and cry」と言うことができます。
同じ言葉を繰り返して、その語を強調する。文の形は「〜 and 〜」
それでは、例文をいくつかチェックしましょう。
赤ん坊がさっきからずっと泣いてるのよ。
My baby has been crying and crying since a while ago.
何度も何度も彼は嘘をつくから、嫌い。
I hate him because he tells a lie again and again.
強調表現3:強調構文
最後に強調構文を使った方法を紹介します。
英語には強調したい語句を強調構文と呼ばれる構文に当てはめることで、行為や人、物などを強調することができます。
強調構文は次のようになります。
強調構文:It is (強調したい部分) that 〜.
なお、この文型については以下にまとめましたので、もっと詳しく知りたいという人はこちらもお読みください。
まとめ
今回は自分の意見や思いをどうやって強く言うのか、強調表現について紹介しました。
英語で強く強調したい時は以下の3通りあります。これらの表現を使えるように練習して、もっと会話表現を豊かなものにしましょう。
- 強調するための言葉を付け加える
- 言葉を繰り返す
- 強調構文を使う