皆さんは初回の授業ってどうやっていますか。
まったく日本語がわからない学習者に極力日本語だけで授業を進めるのってかなり難しいですよね。
そこで、初回授業をどうやって教えたら良いのか・どうやって進めたら良いのか例を挙げて紹介します。
今回の記事では、準備編ということで、初回授業前に準備しておく物や進め方だけを紹介します。実際の授業例については今後書く予定ですので、今しばらくお待ちください。
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準備物
では、初回授業の前に、準備しておく物を確認しておきましょう。
- 教室の言葉リスト
- ネームカード
- 絵カード
1. 教室の言葉リスト
教室でよく使う言葉や表現をまとめたシートです。
「始めましょう」や「見てください」など授業中によく使う言葉をまとめ、授業の当日あるいは、事前に配布しておきましょう。
たいていの学校にこういったリストはあると思いますが、なければ以下に必須の表現をまとめていますので、こちらを参考に自作しましょう。
リストには「ひらがな」、「ローマ字」、「英訳」の3種類あれば良いと思います。
2. ネームカード
クラスの人数が多い場合、初めて会う学生の名前をすぐに覚えるのは不可能です。
そのため、学生にはネームカードを持参させ、授業中は机の上に置くか身につけるように指示しましょう。
事前準備が難しい場合は、初回の授業の時にカードを配って名前を書かせましょう。
3. 絵カード
「挨拶の言葉」や「自己紹介」などの絵カードを準備しておきましょう。
初級の授業、特に初級前半の授業では学習者が日本語で話せることは非常に少ないので、絵カードを上手に使って進めることが非常に重要です。
初回の授業では「自己紹介」の絵カードと「挨拶」の絵カードがあれば良いです。
絵カードは「みんなの日本語 絵教材」や「げんきな絵カード」などがありますが、自分にあったものを選ぶと良いでしょう。
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初回授業の流れ
次に実際の導入例を紹介する前に、全体の流れを確認しておきましょう。
初回授業の目標
自己紹介ができる / 簡単な挨拶ができる
授業の流れ
- 授業を始める前の挨拶(おはようございます / 始めましょうなど)
- 教師が自己紹介
- 学生が自己紹介
- 挨拶表現の練習
自己紹介を先に導入する理由としては、授業でいきなり自己紹介もせず、挨拶表現から導入するのは不自然だからです。
そのため、初回授業では、まず自己紹介を行い。それから挨拶表現を導入します。
準備編は以上となります。