日本語教師向け

【日本語教師】初回の授業の教え方・進め方(実践編1)

今回は「初回の授業の教え方・進め方(準備編)」の続きで、実際にどうやって授業を進めていけばよいのかを紹介します。

また、「準備編」を読んでいないという方は、先にそちらを読んでからこの記事をお読みください。

【日本語教師】初回の授業の教え方・進め方(準備編)皆さんは初回の授業ってどうやっていますか。 まったく日本語がわからない学習者に極力日本語だけで授業を進めるのってかなり難しいですよ...

授業は基本的に日本語で進めて行きますが、必要に応じて英語で指示をしたり、説明を行います。

始めの挨拶

ここでは授業の開始の挨拶をします。意味を理解していなくてもいいので、リピートさせましょう。

T:(教室に入って)おはようございます。
S:おはようございます。

T:(「Let’s start」のカードを見せながら)始めましょう。

もし、ネームプレートを忘れた学生がいたら、次のように言って名前を書かせてください。

Please write down your name on this paper first .
この紙に名前を書いてください。

以下は必要に応じて使える英語フレーズです。今回紹介する授業の流れは最低限の英語しか使わないので、必要でしたら以下のフレーズも使いながら授業を進めてください。

授業を始めるときに役立つフレーズ
日本語 英語
始めましょう。 Let’s start today’s lesson.
今日は〜を勉強します。 Today, we are going to study ( greetings and introduction ).
始めに〜を勉強します。 First we are going to study ( introduction ).



自己紹介:導入・練習

ここでは、自己紹介「はじめまして。」、「(名前)です。」、「どうぞよろしくお願いします」を導入し練習します。

●自己紹介の絵カードをWBに貼っておきます。

T:(自己紹介の絵カードを指した後)はじめまして。ノッチです。どうぞよろしくお願いします。
T:はじめまして。ノッチです。どうぞよろしくお願いします。

何度か繰り返してから、学生に発話を促します。

T:(学生を指して)?
S:はじめまして。ジェシカ。どー。
T:はじめまして。ノッチです。どうぞよろしくお願いします。
S:はじめまして。ジェシカです。どうぞよろしく・・・。
T:よろしくお願いします。
S:よろしくお願いします。

他の学生も指定して自己紹介をさせる。言えるようになるまで何度もリピートさせある程度できるようになったら、ペアで練習するように指示します。

T:(S1とS2を立たせ向かい合わせて、自己紹介の絵カードを指す)
S1:はじめまして。ジェシカです。どうぞよろしくお願いします。
S2:はじめました。ジェームスです。どうぞよろしくお願いします。

何組か練習後、板書します。

板書

Hajimemashite。

(Name)desu。

Doozo yoroshiku onegai shimasu。

板書後、それぞれの意味について英語で説明します。

T:「はじめまして」は英語で「Nice to meet you」という意味です。自己紹介の最初に使われる表現です。

T:「どうぞよろしくお願いします」も英語で「Nice to meet you」いう意味です。自己紹介の最後によく使われる表現です。この表現には話し手が聞き手といい関係を築きたいと言う気持ちが含まれています。

英語での説明は以下の記事を参考にしてください。

【英語で説明】日本語の自己紹介「初めまして」と「どうぞよろしく」の違い日本人は初めて会った人に自己紹介するとき、「はじめまして」と言ってから名前や出身、抱負などを言って最後に「どうぞよろしくお願いします」と...

「です」の説明については触れていませんが、もし質問があった場合、以下のように説明すると良いと思います。

T:「です」 means “is”, “am” or “are” in English. This is used with nouns and works as a predicate.

尚、自己紹介の導入の流れは以下の動画が大変参考になるので、こちらもチェックしてみてください。

参考動画:自己紹介の導入・練習

挨拶の言葉:導入・練習

自己紹介ができるようになったら次は挨拶の言葉を導入します。

T:Next, we are going to study greeting in Japanese.
T:(絵カードを見せて)おはようございます。
S:おはようございます。
T:こんにちは。
S:こんにちは。

同じようにリピートさせていく。

リピートさせた後は、絵カードを見せて、どんな意味か学生に問いかける。

終わりの挨拶

最後に終わりの挨拶です。ここでは授業を締めるための流れを紹介します。

時間ですね。今日はここまでです。どうでしたか。難しかったですか。今日はありがとうございました。次回までに今日勉強したことを復習しておいてくださいね。

That’s all for today’s lesson. How was the class. Is Japanese difficult? Thank you for today.

指示や感想を聞く時の表現
日本語 英語
今日のレッスンはどうでしたか。 How was today’s lesson?
次回までに今日勉強したことを復習してください。 Please review what you studied today for the next class.

その他

「わかりましたか」や「質問がありますか」など教室で使う言葉は以下にまとめているので、こちらも記事も参考にしてください。

英語でどういう?日本語教師が授業中に使う指示の言葉こんにちは。 今回は「◯◯ページを開けてください」や「この絵を使って文を作ってください」といった授業中に使う指示の言葉を英語でどう...

最後に

以上が初回の授業の教え方・進め方になります。

今回紹介したのはあくまで一例で、もっと細かく英語で指示や解説した方がいい場合もありますし、英語での指示や説明がほとんど不要な場合もあります。

ですので、この記事を読んでいる方はあくまでも「こういった教え方があるだ」と参考程度に留めておいてください。

【日本語教師】初回の授業の教え方・進め方(実践編2)前回、初回の授業の進め方、「自己紹介」や「あいさつ」の導入方法などを紹介しました。 今回はその続きとして、「名前を尋ねる」、「出身国を...

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