「間接疑問文」とは「いつ来るの?」、「何を食べる?」のように疑問文を文の一部として使うことを言います。
例えば、次の2つの文があったとして、
・私はわかりません。
・彼女はいつ来ますか?
この2つの文を1つにくっつけた場合、次のようになります。
私は彼女がいつ来るのかわかりません。
この文をよく見てみると、「私はわかりません」という文の中に「彼女はいつ来ますか?」という疑問文が埋め込まれていることがわかりますよね。
このように疑問文が文の中に埋め込まれている文を間接疑問文と言います。
今回はこの間接疑問文の使い方について学習しましょう。
目次
英語の間接疑問文
間接疑問文の作り方は、
- 埋め込む疑問文が「疑問詞を使う疑問文」
- 埋め込む疑問文が「疑問詞を使わない疑問文」
このいずれかによって、作り方が異なってきます。
まずは疑問詞を使う疑問文を埋め込むケースを見てみましょう。
間接疑問文の作り方:疑問詞を使った疑問文を埋め込む場合
では、実際に間接疑問文はどうやって作るのか、冒頭の例文を使って見てみましょう。
I don’t know.
私はわかりません。
When will she come?
彼女はいつ来ますか?
この2つをくっつけて1つにします。
さて、どんな文になるでしょうか?
単にくっつけるだけなら、「I don’t know when will she come.」となりそうですが、実際は次のように言います。
I don’t know when she will come.
私は彼女がいつ来るのかわかりません。
疑問文単体では「疑問詞 + 助動詞/do + 主語」という語順ですが、間接疑問文になると「疑問詞 + 主語 + 動詞」の語順、つまり普通の文(平叙文)と同じになります。
じゃあ、次の2つの文を1つにするとどうでしょうか?
Do you know?
知ってますか。
Where did Tom go?
トムさんはどこへ行きましたか?
この2つの文を1つにして「トムさんがどこへ行ったか知ってる?」といった文にしましょう。
すると、次のようになりますね。
Do you know Where Tom went?
トムさんはどこへ行きましたか?
間接疑問文は「疑問詞 + 主語 + 動詞」の語順、つまり普通の文(平叙文)と同じ
疑問詞が主語になる場合
続いて、疑問詞が主語になる場合を見てみましょう。
Do you know?
知っていますか
Who will join this party?
誰がパーティーに参加しますか
この文を1つにすると、どうでしょうか? ちょっと考えてみてください。
・
・
・
・
では、答えですが次のようになります。
Do you know who will join this party?
誰がこのパーティーに参加するか知ってますか。
予想通りの答えでしたか?
疑問詞が主語になる場合も、間接疑問文の語順は同じです。
なので、疑問詞が主語になる場合はそのままくっつけるだけでOKです。
超簡単!
疑問詞が主語になる場合も、語順は同じ
間接疑問文の作り方:疑問詞を使わない疑問文を埋め込む場合
では、続いて疑問詞を使わない疑問文、つまりYes/Noで答えられる疑問文を埋め込む例を見ましょう。
I don’t know.
私はわかりません。
Can Tom join that party(or not)?
トムさんはそのパーティーに参加できますか(あるいは、できませんか)。
この2つをくっつけると「私はトムさんがそのパーティーに参加できるかどうかわかりません」という意味になります。
では、どのように2つを繋いだらよいでしょうか。
実はYes/Noで答えられる疑問文を埋め込む場合は、次のように「if」が「whether」を使って1つにします。
I don’t know if/whether Tom can join that party.
トムさんがそのパーティーに参加できるかどうかわかりません。
語順は疑問詞疑問文の時と同様に「主語 + 動詞」の順です。
じゃあ、次の2つの文を1つにするとどうでしょうか?
Do you know?
知ってますか。
Does Ann has a boyfriend(or not)?
アンは彼氏がいますか。
この2つの文を1つにして「アンに彼氏がいるかどうか知ってる?」といった文にしましょう。
すると、次のようになりますね。
Do you know if/whether Ann has a boyfriend?
トムさんはどこへ行きましたか?
Yes/Noで答えられる疑問文を間接疑問文にする場合は「if / whether + 主語 + 動詞」
ifとwetherの違いは?
間接疑問文に登場する「if」と「wethere」の意味に違いはありません。
どちらも日本語では「〜かどうか」と訳すことができます。
ただし、埋め込まれる疑問文が「主語」や「補語」になる場合は、「wether」しか使うことができません。
(1) Wether he is criminal is not sure.
彼が犯罪者かどうかは定かではない。
(2) The point is wether he told a lie.
問題は彼が嘘をついたかどうかです。
最後に
今回は間接疑問文の使い方について紹介しました。
そこまで難しい文法ではないと思いますが、会話になると語順が「主語 + 動詞」でなく逆になってしまう人もいるので、何度も声に出して練習しましょう。
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