文法

【英語で説明】「Vたばかり」と「Vたところ」の違い

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日本語の初中級の文型に「Vたばかり」と「Vたところ」という文型がありますね。

これらはどちらも、ある行為をしてから、あまり時間が経過していないことを表文型ですが意味が少し似ているので、学習者から意味の違いを聞かれることがあります。

そこで、今回はこれら2つの文型の違いを英語でどう説明・補足すれば良いのか、確認しましょう。

「Vたばかり」と「Vたところ」の違い

まず、「Vたばかり」と「Vたところ」の違いですが、まとめると以下のような違いがあります。

  1. 「〜たところ」:〜のすぐあと。〜してからの時間が短い。
    「〜たばかり」:実時間は関係ない。話し手が短いと感じるか否か
  2. 「〜たところ」は名詞と接続できない。
    ex. × これは昨日買ったところのシャツです。

上記のポイント1について、例文をあげると以下のようになります。

(1) 去年、日本に来たところなので、まだまだ上手に話せないよ。

(2) 去年、日本に来たばかりなので、まだまだ上手に話せないよ。

上の文では話し手は「去年」という言葉を使って説明しています。つまり、時間として日本に来てから、かなり経過しているので、「Vたところ」は不自然な文になってしまいます。

しかし、時間が経っているにもかかわらず「Vたばかり」は自然な文に感じますよね。これは、話し手にとってはまだまだ短い時間だと感じるからです。

では、ポイント2についてはどうでしょうか。次の例文を見てください。

(3) これはさっき、買ったところのシャツです。

(4) これはさっき、買ったばかりのシャツです。

上の文でも「Vたところ」を使った(3)の文が不自然ですね。

上記のように名詞と接続する場合、経過した時間が短かったとしても「Vたところ」を使うことができません。

それでは、このポイント1と2を英語でどうやって説明するか確認しましょう。


「Vたばかり」と「Vたところ」の違いを英語で説明する

「Vたところ」も「Vたばかり」もどちらもある行為をしてから、あまり時間が経過していないことを表す表現です。

「Vたところ」,「Vたばかり」, both of them are expressions to express that little time has passed since an action has been performed.

しかし、「Vたばかり」は以下の例文のように時間がある程度経過していても、話し手が短いと思った場合に使うことができます

However, 「Vたばかり」can be used even if a certain period of time has passed but the speaker feels like it just happened like the sentence below.

 去年、日本に来たばかりなので、まだまだ上手に話せないよ。

加えて、以下の例文のように名詞と接続する場合、「Vたばかり」は使えるが、「Vたところ」は使うことはできない。

Besides, if these grammar patterns are to be connected to nouns, 「Vたばかり」 can be used but 「Vたところ」cannot be used just like in the sentence below.

これはさっき、買ったばかりのシャツです。

これはさっき、買ったところのシャツです。

まとめ

今回は初中級の文型「Vたばかり」と「Vたところ」の違いを確認し、その違いをどうやって英語で説明するのかを紹介しました。

JLPT N4の必須文型なので、きちんと違いや意味を教えられるように準備しておきましょう。

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