このページでは英文法の1つ「動名詞」ってどういった文法なのか、わかりやすく解説していきます。
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「動名詞」がどういった文法なのか、ざっくりとイメージできる。
動名詞って何?
突然ですか、みなさんの趣味は何ですか?
サッカーや野球、ゲームなどでしょうか。
これを日本語で言うときは、次のように言うことが多いと思います。
趣味はサッカーです。
趣味はゲームです。
上の例文では、「(主語)は(述語)です。」の文の形で、述語にはサッカーやゲームなどの名詞が使われますね。
では、もう少し上の趣味について質問です。
例えば、上の例文①ではサッカーが趣味であることはわかりました。しかし「サッカーをする」のか「サッカーを見る」のかがわかりませんね。
サッカーが趣味だといっても、人によっては「見る」が趣味の人もいれば、「趣味」が趣味の人もいると思います。
じゃあ、仮に「サッカーを見る」が趣味だとして、先ほどの「(主語)は(述語)です。」の文に当てはめてみると、次のようになります。
趣味はサッカーをするです
どうでしょうか。この文だと少し不自然な文になりますね。
本来ならは次のように言うのが普通でしょう。
趣味はサッカーをすることです
「趣味はサッカーをするです」の文に対して、みなさんが違和感を感じた理由は「述語」が名詞になっていないからです。
ですから、「サッカーをする」の後に「こと」をつけて、名詞のように扱うことで、自然な文になります。
このように動詞の意味を名詞のように扱う方法を「動名詞」と言います。
動詞を名詞のように扱う方法。
動名詞の形
動名詞の作り方はとても簡単で、動詞をing形にするだけで完成します。
訳し方は文脈により色々ありますが、直訳すれば「〜すること」と訳すことが多いです。
①形
動詞 + ing
②日本語への訳し方
〜すること
注意すべき点は現在進行形の「ing」とは違うと言うことです。
動名詞を使った例文
動名詞は先ほど説明しましたが、動詞を名詞のように扱う方法です。ですから、文の主語にも、目的語にも、補語にもなる優れものです。
主語や目的語、補語を名詞だけで説明するのには限界があるので、もっと詳しく説明したい場合に使われます。
詳しい役割については、今後、別記事で解説しますが、今回は動名詞を使った例文をいくつか紹介しておきます。
1. 動名詞が補語として機能する例
(1) My hobby is playing tennis.
私の趣味はテニスをすることです。
上は、補語として動名詞が使われる例です。補語は主語がどういうものなのかを説明する語のことで、上の文では「主語:私の趣味」 = 「補語:テニスをすること」ということになります。
この表現は自己紹介でよく使える表現なので、覚えておきましょう。
2. 動名詞が主語として機能する例
(2) Speaking English is difficult.
英語を話すことは難しいです。
次は動名詞が文の主語として使われる例です。
述語の「難しい」に対して、何が難しいのかを動名詞を使って表現しています。
3. 動名詞が目的語として機能する例
(3) I finished reading this book.
この本を読み終えました。(= この本を読むことを終えました。)
次は動名詞が文の目的語として使われる例です。
上の文は直訳すると、「この本を読むことを終えました。」と訳し、「読むこと」が目的語として機能しています。
まとめ
今回は英文法の1つ「動名詞」とはどういった文法なのかを紹介しました。
動名詞の詳しい機能については別記事で紹介予定なので、記事が完成するまでしばらくお待ちください。
- 動名詞とは、動詞を名詞のように扱う方法。
- 動名詞の使い方は「動詞+ing」の形。
- 日本語に直訳すると「〜すること」。
ちなみに、参考までですが、動名詞は英語で「gerund(ジェランド)」と言います。
もし将来、海外へ語学留学を考えている人は覚えておいた方がいいですよ。理由についてはこちらの記事に書いています。