知覚動詞とは見たり、聞いたり、感じたりする動詞のことを指します。
英語の代表例を挙げると
see / hear / feel
です。
今回はこの知覚動詞を使って、「誰かが家に入るのを見た」、「家が揺れるのを感じた」のように「〜するのを見た / 聞いた / 感じた」を英語でどのように表現すればよいのか解説していきます。
「〜するのを見た / 聞いた / 感じた」の英語表現
「〜するのを聞いた / 見た / 感じた」と述べる場合、文の形は次のようになります。
主語 + 知覚動詞 + 目的語 + 動詞の原形
例えば、「誰かが彼の家に入るのを見た」、「赤ん坊が泣いているのが聞こえて」を英語で言いたい時は次のようになります。
(1) I saw someone enter his house.
誰かが彼の家に入るのを見た。
(2) I heard a baby cry.
赤ん坊が泣いているのが聞こえた。
(1)の文は前半で「I saw someone:私は誰かを見た」と述べて、後半で「enter his house:彼の家に入るのを」と情報を加えて補足しています。
(2)の文も同様に、前半で「I heard a baby」に「cry」を付けて情報を補っています。
さて、「情報を補う」と聞くと、以前に紹介した「不定詞」を使って「to 動詞の原形 を使うのでは?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、知覚動詞を使った「〜のを見た / 聞いた / 感じた」という構文の場合は「to」が省略された形で接続します。これを「原形不定詞」と言います。
文法用語は覚える必要はありませんが、参考書などで紹介されている場合もあるので参考までに頭に入れておきましょう。
知覚動詞を使った構文では原形不定詞が使われるため動詞の前に「to」は要らない。
「不定詞ってどんな文法だっけ?」と忘れてしまった方は、こちらの記事で復習してください。
ちなみに原形不定詞を使った表現は「知覚動詞」を使った表現の他に「使役動詞」を使った表現もあります。
知らないという方は、こちらも合わせて読んでおきましょう。
知覚動詞を使った例文
I saw the boy cross the street.
男の子が通りを横切るのを見ました。
I heard someone singing.
誰かが歌っているの声が聞こえた。
I felt my house shake a little.
家が少し揺れるのを感じた。
最後に
今回は知覚動詞を使った文法を紹介しました。
理解できたいという人は外国人のお友達と会話で使ってみたり、例文をたくさん作るなどして練習してください。
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