接続詞とは漢字の通り「くっつけるための言葉」、つまり単語と単語や文と文を繋ぐ役割を持つ言葉を指します。
日本語でも、「りんごとみかん」や「僕がピアノを引いて、彼が歌った」のように2つの単語や2つの文を繋ぐことがありますよね。
これらの文を英語で表現するには「and」という接続詞を使って、
an apple and an orange
I played the piano and he sang
のように表現します。
andの他にも英語にはたくさんの接続詞が登場します。
そこで、このページではまず接続詞の2つのタイプについて見ていくことにしましょう
接続詞のタイプは大きく分けると2種類
英語の接続詞は次のように2つのグループに分かれます。
- 等位接続詞
- 従属接続詞
これらの専門用語は覚える必要はないですが、それぞれの違いについては理解しておきましょう。
1. 等位接続詞の役割
「等位接続詞」とは「接続詞の前後が同等のレベルの関係にある語や句、節」をつなぐ言葉を指します。
接続詞の前と後ろのが同等のレベルにあるので、どちらか一方が重要というわけではありません。
英語の等位接続詞の代表は以下の3つです。
日本語 | 英語 |
そして / 〜と | and |
または | or |
しかし | but |
2. 従属接続詞の役割
「従属接続詞」とは「節に前置し、名詞や副詞のような働きをする」言葉を指します。
等位接続詞とは異なり、片方が重要で、もう片方はあくまでも補助的な役割をします。
英語の従属接続詞の代表は以下の4つです。
日本語 | 英語 |
もし〜なら | if |
〜時 | when |
〜なので | because |
〜だけれども | though |
例えば、
If I have a lot of money, I want to start my own business.
もしお金がたくさんあったら、自分の事業を始めたい。
のような文があったとすると、「I want to start my own business:自分の事業を始めたい」が重要で、「If I have a lot of money:もしお金がたくさんあったら」は単に条件を述べているだけにすぎず、あくまでも文の補助的な役割しかしません。
このように2つの語句や節が対等関係にないものを繋ぐ役割を持つのが従属接続詞になります。