日本語教師向け

【日本語教師】初回の授業の教え方・進め方(実践編2)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

前回、初回の授業の進め方、「自己紹介」や「あいさつ」の導入方法などを紹介しました。

今回はその続きとして、「名前を尋ねる」、「出身国を尋ねる」、この2つの表現の導入手順を紹介します。

関連記事



始めの挨拶

ここは前回と同じ流れです。今回は「お元気ですか」を追加で教えます。

T:(教室に入って)おはようございます。
S
:おはようございます。
T
:(S1に)お元気ですか。
S1
:???
T
:(”How are you?”のカードを見せて)お元気ですか。
S1
Yes
T
:はい、元気です。

T:お元気ですか?
S1
:はい、元気です。

他の学習者にも質問したり、S1から別の学習者に尋ねるように指示しましょう。

口慣らしが終わったら、板書します。

板書

Ogenki desuka.
・・・Hai, genki desu.

T:(”Lets start”のカードを見せながら)始めましょう。

挨拶表現・自己紹介の復習

挨拶の絵カードを見せて、意味を言わせます。

TWe are going to review greetings and introduction first.

T:(絵カードを見せて)
S
:おはようございます。

挨拶表現の復習が終わったら、自己紹介の絵カードをWBに貼り、学習者に自己紹介をするように指示します。

新出表現

次に、「名前の尋ね方」と「出身国の尋ね方」を導入します。

1. お名前は? / ~です。

T:(自分の名前を指して)ノッチです。
T
S1を指して、え~、サラ、エレナ・・・(?カードを見せながら)お名前は?

S1:ジェシカです。

他の学習者にも質問しましょう。また、学習者同士でも質問させましょう。
板書

Onamaewa
・・・~desu.

T: “お名前は?” means “What’s your name?” in English

2. お国は?/ ~から来ました。

世界地図をWBに拡大コピーして貼っておきます。(世界地図は「ちびむすドリル」から無料ダウンロードできます。)

T:お国は?
S:???
T
:(世界地図を指しながら)お国は?
S
:アメリカ。
T
:アメリカから来ました。

T:(飛行機の絵カードを使って、アメリカから日本へ移動させながら)アメリカから来ました。
S
:アメリカから来ました。

他の学習者にも質問して、スラスラ言えるようにします。

それから板書して意味の紹介をします。

板書

Okuniwa.
・・・Amerika desu.

T:”お国は” means “Where are you from?” in English. And “〜からきました” means “I came from 〜”

この後、みんなの日本語1課に入って行きます。

>>みんなの日本語 第1課の教案を見る。

まとめ

今回は初回クラスで「名前を尋ねる表現」、「国を尋ねる表現」の導入方法を紹介しました。

初回の授業では緊張することが多いかもしれませんが、今回紹介した内容を参考に頑張ってください。

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA