みんなの日本語を使って日本語を教えている方は、第10課で「机の上にメガネがあります」や「先生は事務所にいます」、「部屋に猫がいます」のように「あります・います」を使った文型を導入しますね。
この文型で学習にとって難しい点といえば、「(場所)に(物)があります」と「(物)は(場所)にあります」の違いでしょうか。
直接法だけで教える場合、学習者の中には2つの違いをきちんと理解できず、質問してくることがあります。
そこで、今回はこれら2つの文型の違いを英語でどう補足すれば良いのか、勉強しましょう。
「〜に〜があります」と「〜は〜にあります」の違い
まず、これら2つの文型の違いですが、「〜に〜があります」は物や人の存在を表しているのに対して、「〜は〜にあります」は物や人の所在を表していることになります。
例えば、道を歩いてい遠くの方にたくさんの犬がいたとします。そしてそれを友達に伝えたいです。
そんなの時、「たくさん犬はあそこにいる」何て言いませんよね?
「あそこにたくさん犬がいる」と言いますね。
このように存在を表す場合は「〜に〜があります/います」を使います。
一方で、「田中さんはどこですか?」と田中さんがいる場所を尋ねられて、「今、トイレに田中さんがいます」何て言いませんよね。
「田中さんはトイレにいます」と普通言いますよね。
このように所在を表す場合は「〜は〜にあります/います」を使います。
それでは、2つの文型の違いを確認したところで、これらの違いをどうやって英語で説明するか確認しましょう。
- 「〜に〜があります」は物や人の存在を表す時に使う
- 「〜は〜にあります」は物や人が所在を表す時に使う
「〜に〜があります」と「〜は〜にあります」の違いを英語で説明する
「〜に〜があります/います」is used to indicate the existence of things or persons.
On the other hand「〜は〜にあります/います」is used when you describe the location of things or persons.
まとめ
今回は「〜に〜があります/います」と「〜は〜にあります/います」の2つの文型の違いを確認し、その違いをどうやって英語で説明するのかを紹介しました。
今回紹介した説明だけでは、完璧に理解するのは難しいと思いますので、日本語の例文もいくつか提示して2つの違いをわかるように工夫してください。
所在文の導入は、道を尋ねるシチュエーションで導入すると学生にもわかってもらえると思います。