みなさん「〜できる」と英語で言いたい時、”can”を使いますね。
もちろんcanには能力表す機能がありますから、正しいです。
しかし、canには能力の他にも機能があるのをご存知でしょうか。
今回はcanの表現を復習しましょう。
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目次
canの表現
canには大きくわけて、以下の3つの表現があります。
1.能力:〜できる
2.許可:〜してもよい
3.依頼:〜していただけませんか
4.可能性:〜することがある
5.可能性の否定:〜はずがない
1. 能力を表す can(be able to)
一番よく使われているcanの機能がこの「能力」でしょう。
「私は中国語は話せます」、「ギターを弾けます」などそれをする能力があることを表すときに使われます。
能力を表すcan:〜できる
●例文
(1) I can speak Chinese but I can’t write it.
私は中国語が話せますが、書けません。
(2) He can play the guitar.
彼はギターが弾けます。
尚、能力のcanは”be able to”で置き換えることができます。
そのため上の例文(1) を置き換えると以下のようになります。
(1)’ I am able to speak Chines but I am not able to write it.
「〜できるだろう」のように未来のことを言いたいときは、”will be able to”となり、canを使うことができないの気をつけましょう。
助動詞は1つの文に1つだけしか使えません。
2. 許可を表す can
canは許可を表す表現「〜してもいいですよ」、「〜してもいいですか」として使うことができます。
許可を表すcan:「〜してもいいです」
●例文
(1) Did you forget your pencils? You can use my pencil.
鉛筆忘れたの? 私の使っていいよ。
(2) You can go home if you finish this task.
この仕事が終わったら、帰ってもいいよ。
(1)の文は直訳すると、「あなたは私の鉛筆を使うことができる」と意味になりますが、これは能力ではないことが容易に理解できると思います。
以上が、許可を表すcanの表現です。
じゃあ、許可しない場合(「〜してはいけません」と言いたい場合)はどのように表現すると思いますか?
答えは、簡単ですね。”can’t”を使います。。
許可しないことを表すcan’t:「〜してはいけません。」
●例文
(3) You can’t smoke here.
ここでタバコを吸ってはいけません。
(4) You can’t park your car here.
ここに駐車してはいけませんよ。
許可を表す表現は”may”という助動詞にもあります。会話では”may”の方が少し堅苦しい言い方なので、”can”を使うことが多いです。
3. 依頼のcan (could)
「お金を忘れちゃったから、ちょっとお金を貸してくれない」や「ちょっと暑いから、窓を開けてくれない」というように誰かに何かをお願いする依頼表現でもこの”can”は使われます。
依頼を表すcan:〜してくれませんか
●例文
(1) Can you open the window?
まどを開けてくれない。
(2) Can you lend me 1,000yen because I forgot to bring my wallet?
財布を忘れたから、1000円貸してくれない。
依頼の表現で気をつけたいのは、日本語の「〜してくれませんか」と「〜していただけませんか」と同じように普通の言い方と丁寧な言い方があります。
丁寧な言い方で依頼したい場合は”can”ではなく”could”を使います。
丁寧に依頼したいときは”could”を使う。
●例文
(3) Could you tell me the way to the station?
駅への行き方を教えていただけませんか。
(4) Could you lend me money because I lost my wallet?
財布を落としてしまったので、お金を貸していただけませんか。
4. 可能性のcan
「誰だって失敗することはある。」、「どんなに強い人だって負けることはある。」のように可能性「〜することがある」を表現する時にも”can”を使います。
可能性を表すcan:〜することがある
●例文
(1) Anybody can make a mistake.
誰にだって失敗することはありうる。
(2) No matter how strong the person is, that person can still lose.
どんなに強い人でも負けることがある。
5. 可能性の否定 can’t / cannot
最後は可能性の否定「〜はずがない」です。
これを表現したい時は”can”の否定”cannot”や”can’t”を使います。
可能性の否定を表すcan’t:〜はずがない
●例文
(1) I didn’t tell him the truth, so he can’t know.
本当のことを言っていないのに、彼が知っているはずがない。
(2) A real Louis Vuitton bag cannot be so cheap.
本物のルイ・ヴィトンの鞄がそんなに安いはずがないよ。
(3) That can’t be true.
そんなはずがない。
まとめ
今日はcanの用法を勉強しました。
canには大きくわけて、以下の5つの表現がありましたね。
1.能力:〜できる
2.許可:〜してもよい
3.依頼:〜していただけませんか
4.可能性:〜することがある
5.可能性の否定:〜はずがない
インプットが終わったところで、次はアウトプットです。例文を作ったり日記を書いたりして、たくさんアウトプットし使いこなせるようにしましょう!